中庭のデメリット

メリットばかりじゃない、中庭の問題点

「中庭」と言うと、上空から見ると家屋に「ロの字型」に囲まれた庭を指すことが多いようです。実はその他にも、家屋を「コの字型」や「L字型」に配置したタイプもあります。中庭を作ることで、採光や風通しが良くなる上、屋外に居ながら近所の目を気にせずに過ごせる空間が得られるでしょう。日曜大工を楽しんだり、小さな子供でも安心して遊ばせることもできます。その一方で、居住空間が減るといったデメリットもあるので、狭い敷地だと中庭は設けにくいでしょう。また中庭のある家は、上手く設計すれば家中に風を循環させることができますが、下手をすると熱や湿気がこもりやすくなります。水溜りのできやすい中庭だと、夏には湿気に加え、蚊など虫害に悩まさせれるかもしれません。

建築費や修繕費、光熱費などの出費が多い

また採光のための窓の数が多くなることで、家の断熱性能が悪くなるのも気掛かりです。断熱材の入った壁とは違い、窓ガラスからは熱が逃げやすいからです。夏はエアコン、冬は暖房と、余分な光熱費がかかるでしょう。更に建物の形状が複雑化し、外壁の面積が広くなることで、建築費用や修繕費がかさむのも悩ましい点です。

中庭に水を溜め込まないための排水設備も必要ですし、照明を設置すれば、更に費用がかかるでしょう。家を建てた後も、10年から15年に1度のペースでメンテナンスが必要ですから、修繕費も相応の額に上るはずです。それでも中庭のある注文住宅を建てるなら、まず複数の業者から見積もりを出してもらい、費用をよく比較して下さい。その中から、特に断熱性の問題や換気対策に詳しい業者を探すようにしましょう。

住宅の設計を設計事務所に依頼すると、自分のライフスタイルに合ったデザイン性の高い家づくりが実現します。